4/24 ときどき映画館に行きたい

昨日はコナンの今年の映画、「から紅の恋歌」を、くまと見に行った。京都が舞台だったので、ちょっと気になってたんだけど、TwitterのTLで服部平次のオンナどころか遠山和葉になれる、というツイートが拡散されていて平次×和葉がすきだった頃を思い出し(一時期小説漁りまくってた)、完全に心が傾いたので見に行くことに。公式ありがとう!!!!!!

ただ、気がかりなのはくまのことだった。コナン見に行きたいねん、と話すとくまいっしょにいったろか~!!??と何回も言ってくれていた。けど、爆発シーンも必ずあるだろうしびっくりしないかなとか、そもそも殺人のシーンとかも大丈夫かなとか、ていうかコナン一回しかくま見たことないよね………???とか。2時間静かに座ってられるかな、自分の好きな妖怪ウォッチとかプリキュアとかドラえもんじゃないしな…………一番いいシーンでママトイレ行こうとか言われたらめっちゃ嫌だ………………とか、いろいろ悩みは尽きないけど、とりあえず映画館へ。

結果的には、最後までちゃんと座ってられました。冒頭から血が結構飛んでてエッ大丈夫……!!??って慌てたけどくまは普通に座ってたし、始まって30分くらいで映画館入る前に寄ったお手洗いでジュース忘れてきたことに気づいて慌てたりしたけど、ちゃんと見られました。よかった。EDの歌のあともちゃんと続きがあることを覚えたみたいで、エンドロールが流れても立つことなく見てられました。ちゃんと世界観壊さず最後まで浸らせてくれてありがとうねくま。

本編はちょっと切なかったけど、平次と和葉のショットめちゃくちゃ多くてよかった!!一番よかったなと思うのが、和葉と紅葉が皐月堂で戦ってるときの、和葉が「いろんな音と仲良くせなあかん」って、知りたい音以外をぜんぶ無くすのではなくて、全部受け入れてそこから自分の欲しい音を選ぼうとしてたところが、とっても好きだった。こういうのってとても大事なことだけど、忘れちゃいがちなことだから、覚えておきたいなあと思った。
あと結果的に紅葉には負けてしまうけど、絶対に取りたかった歌は取れたからよかったってさっぱりしてるところとか………!(紅葉の目の前に札があって、和葉からはめちゃくちゃ遠くて取るのがどう考えても難しかったんだけど取れたの!!!オオオオ)
それからカルタの特訓してるって聞いて和葉のところに行くけど紅葉のボディーガードやってるんやろはよかえって!!って追い返されたときの平次の顔!!!和葉のこと気になるんやんなわかる!わかるでーーー!!!!!!

あとは、コナンと平次の信頼関係も強すぎるところとか、カルタめっちゃ強い和葉とか、平次ママが紅葉にはっきり言うところとか、ずっとはっぱちゃんって呼んでた紅葉が最後は和葉ちゃんって呼んだところとか、紅葉もただの嫌な女じゃなくて芯の強い凛々しい女なんだなってストーリーが進んでいくうちに分かるところとか、なんかもういいところがたくさんあって、よかった。
平次の気持ちより和葉の気持ちに添って観客はストーリーを追うことになるから、和葉になれる、という私が見たツイートは確かだったなと思いました。何回でも見たい。

私の中で、家事と仕事と子育ては全部地続きになってて(せめて仕事と家事・子育ては切り離せたらな、とは思う)、切り替えが難しい。でもたった二時間、映画館で映画を観るだけで、気持ちがすぐに切り替わって、「こういう面白いものときめくものにお金を払うために働いてるなあ」とか、「ふたりがしあわせなら!!細かいことは!!!!もう!!!どうでもいい!!!!」とか、普段の生活で忘れがちな気持ちになれるので、映画っていいなあと思った。映画館、この日に行くのも実は迷ってたのだけど(引っ越しの荷ほどきもまだ残ってたから)、でもパパに行っといでーと背中を押してもらった。サンキューパパ!映画や撮り溜めたアニメやドラマを見るのはちょっとめんどくさいけど、楽しいの手前にはめんどくさいや怖いがある、というツイートを見かけて、確かにそうだなあと思った。ときどき映画館に行きたい。