だいすけお兄さんのクリスマスコンサート@20171210芦屋ルナ・ホール(ネタバレあり)

芦屋ルナ・ホールにてだいすけお兄さんのクリスマスコンサートが開催された。今回はくまとふたりで見に行った。芦屋で降りたのは初めてで、ルナ・ホールまでの道のりは思っていたより静かだった。もっといろんなお店が並んでいると思ったけど、そうでもなかった。今回は本当にありがたいことに前の方で見ることができた。舞台とのあまりの近さに着席しただけで、くまとおおお〜〜と声を上げてしまった。いろんなところが曖昧だけど(間違ってたらすみません)、とっても素敵なコンサートだったので、感想を書き残しておきたい。

 

始まる前から何人かの子どもたちの「だいすけおにーさーん!!」と呼ぶ声がホールに響いていた。インターネットで見かけるのは(当たり前だけど)大人のファンばかりだから、子どもたちもみんなだいすけお兄さんが大好きなんだなあと改めて実感した。だいすけお兄さんは始まる前から子どもたちにこんな風に呼ばれて、どんな気持ちで幕が開くのを待ってるんだろう。くまは、曲目が書かれた用紙がないことに驚いていた。いつもだいすけお兄さんが出るコンサートは配られることがほとんどなんだけど、今回は初めてなかった。

幕が開いて、だいすけお兄さんが出てきた。出てきただけなのに、本物だ………!圧倒されてしまった。こんなに近くで見るのは初めてで、いつもコンサートの時は眼鏡をかけてるんだけど、裸眼でも顔がよく見えた。赤チェックの派手なジャケットを着こなして、ウインター・ワンダーランドを歌いながら出てきたお兄さん。客席ひとりひとりに目線を配って、にこにこしていて、とってもきらきら輝いて見えた。こういうだいすけお兄さんを自分の目で見て、生で歌を聴けることが、コンサートでの一番嬉しいことだなあと思った。近くで見ると意外とがっしりしていてびっくりした。(ブログでときどき体重オモオモインダーの話をしているので、たぶん最後に見た9月のスペステのときよりがっしりしてきたんだと思う)
だいすけお兄さんが歌っているときに、くまのほうを見ると、にこにこしながら手を叩いたり一緒に口ずさんだりしていて、くまも楽しんでくれてるんだなあ、とほっとした。目線をだいすけお兄さんに戻すと、くまのほうを見ていた気がして(勘違いかもしれないけど)、なんだかとっても幸せな気持ちになった。(そして私も何度か目が合った気が、する!)

 

歌ってくれた曲はクリスマスソングや冬の歌(雪、おにのパンツ、赤鼻のトナカイ、あわてんぼうのサンタクロース)からおかあさんといっしょの歌(リンゴントウ、にじのむこうに)、そしてホールニューワールド(FNS歌謡祭で乃木坂46生田絵梨花さんとデュエット!)、君をのせて(だいすけお兄さんはジブリの立体建造物展のオフィシャルサポーターで、少し前にジブリコンサートがあった)など珍しい曲まで、いろんな種類の曲を歌ってくれた。迷作劇場で出演されていたのだこころさんと一緒に歌ったり、だいすけお兄さんがソロで歌ったりという流れだった。全体を通して、録音や収録ではない生の現場だなあ、これこそコンサートだなあとひしひしと感じることがいくつかあった。おにのパンツのときは、だいすけお兄さんが歌の出だしを間違えたりして、会場からえ〜〜!という声や笑い声が響く中、だいすけお兄さんも変顔をしてみたり(眉毛がめちゃくちゃあがっていて本当に表情筋が柔らかいなあと思った)、リンゴントウの振りの話があったり、あわてんぼうのサンタクロースのときは会場の中を歌いながら後ろの方まで走り回っていて、ハイタッチしたり、テレビで見てるだけじゃ分からないことを体感した気がした。同じ時間を共有するってこういうことなのかもしれない。

一番聴けて嬉しかった曲は、今年リリースした「さよならだよ、ミスター」だった。7月に迷作劇場(全国を回ってるミュージカルツアー)のアンコールで初めて聞いて、いい歌詞だなあって、そのときにすごく自分の中の気持ちが軽くなった気がして好きになった。8月にCDがリリースされて、何度も聴いた。まさか今年中にもう一回生で聴けるなんてなあという感動と、色んな所から子どもが一緒に歌ってる声が聴こえてきて、もうみんなの曲なんだなあと思ったり、「きみ」という言葉が出てきたときにお兄さんが客席の色んな方向に指を指していたりして(たぶんサビのきみはこれからしあわせという〜のところだと思うんだけど記憶が曖昧)(ここにいるみんなしあわせになるために生まれてきたよ、みたいなメッセージみたいに思えた)、7じんわりあったかい気持ちになれた。これからも時々歌ってほしいなあ。「きみはしあわせになるために生まれてきたんだから」って、すぐ忘れてしまいそうだし!ハッピーに生きるぞ!

 

今回はいつもと違っていたことがあって、2〜3曲歌う→トークを交互にやっていく構成で、サプライズで抽選会もあったのでそのあたりのことも書き残しておきたい。

司会進行として迷作劇場や今回のクリスマスコンサートの脚本もされている岸本功喜さん、音楽の小島良太さんも参加されて、お兄さんのことを中心にトークがあった。(岸本さんのことを後々調べたら迷作劇場や今度の大阪城ホール公演の主催をされてるアークスインターナショナルの代表取締役の方だった…スゴイ)はじめのほうに、岸本さんはだいすけお兄さんに質問をしていて「お好み焼き食べるときかつおと青海苔はかける派ですか」や「かつおと青海苔どっちからかけますか」など、絶対インタビューとかには載らなさそうな質問をしていて、面白くてよかった。(ちなみにだいすけお兄さんはかつおと青海苔はかける派だそうで、だいすけお兄さんはその質問は大事なことなの……?とちょっと慌てた様子でした)

何度かトークの場面があって、岸本さん、小島さん、だいすけお兄さんは劇団四季時代に一緒にライオンキングに出ていたこと、岸本さん自身もファン目線でいること(ホールニューワールドはFNSのスタジオに行けなくて生で聴きたくてセットリストに無理矢理入れたとのこと、ありがたい〜!)、「だいすけお兄さんの腹黒いところがあると思ってなんとか暴こうとしたけどなさすぎて自分が情けなくなった」という裏話など、普段ではなかなか聞けない話を聞くことができた。チケットもファンクラブ先行でほぼなくなったそうなので、実質ファンクラブイベントみたいな雰囲気だったのかもしれない。

プレゼント抽選会は、入り口で回収した今回のチケットの半券を、だいすけお兄さんが引いてその席に座っていた人にプレゼントが当たるというものもあった。プレゼント内容はごはんがすすむキムチの電車用広告にだいすけお兄さんのサインが入ったもの、だいすけお兄さんのサインにその場で子どもの名前を入れた色紙+ジブリの展覧会のファミリーチケットだった。(キムチのときはごはんがすすむ〜って歌ってくれた。レア!)6組に当たるプレゼントで、どきどきしながら過ごした。だいすけお兄さんは、Dブロックのときはだいすけブロックと言っていたのでこれから私もそう呼ぶことにする。残念ながら当たらなくて、当たった子たちはご家族で舞台に上がってだいすけお兄さんから直接プレゼントをもらえたんだけど、握手したり名前聞かれたりお話ししたりしていて、接触の時間が割と長くて、いいなあ〜と羨ましくなった。(抽選に当たらなかったくまが拗ねてしまって、私の膝の上に乗ってぐずぐず言っていたので、後半あまり集中できなくてそれが少し残念だった)(そんなにだいすけお兄さんのことだいすけ……いや大好きだったの知らなかった……)いつかくまと一緒に、握手会やサイン会や何かしらお兄さんと話せる機会があるといいなあ。夢!

 

アンコールもあり、だいすけお兄さんとのだこころさんでありがとうの花を歌って終演。75分の公演だったけど、目の前で歌うだいすけお兄さんを見られたことが本当にしあわせだった。いつもきらきらしていて、一生懸命なだいすけお兄さんが本当に素敵だなあと思う。もうこんな贅沢二度と無いかもしれないから、しっかり覚えておきたい。次のだいすけお兄さん……ではなく、だいすけお兄さんの親友のかぞえてんぐさんの公演が来月にあるので、それまでまた頑張ろう。