考えること、最小公倍数とか素数とか

仕事のあれこれ

 

*考えること

横山だいすけさんのチクタクシンキングを聴きながら駅まで走ってたんだけど、チクタクシンキングは「フシギを感じては夢中になるのさ あれこれ考えて悩んで」という歌詞から始まる。そのまま最後まで聴き終えて、「そっか、考えることって楽しいことなんだな」と気づいた。考えることは、キミにしか見えない大事な宝物を追いかけるための、選択肢のひとつなんだなあ。

最近はずっとこんなこと考えたくないのにな〜〜〜(主に仕事)が多くて、無理矢理思考を切り替えようとしていた。「考えたくないことばっかり考えちゃう性格なんだろうな!はーあ!どうせわたしはこのままずっとネガティブで人生終えていくんだ!あーあ!!!!!」と思っていた。職場の上司がこれまで会った人の中でいちばんサバサバしている人で、いろんな細かいことに対して「どうでもいい〜〜」という感じだから(大事なことはちゃんとしてくれる)、常に切り替えがめちゃくちゃ早くて、もはや気持ちいいくらいなんだけど、わたしにはぜっっっったいできないから滅入っちゃったりもして。羨ましくて憧れたので真似してみようと思ったけどめっちゃしんどいわ。無理。

考える、についてもう少し考えた。わたしのやってる考えるは「こんなことが起きて、こんな風に思ったけど、なんでこんなこと言われたんだろう………こんなことがあったらどうしよう………こんな風に思われたらどうしよう……」みたいな、感じたことに気持ちが引っ張られてることがほとんどで、この真ん中にあるのは他人の言葉だとおもう。でもほんとうの考えるって「じゃあわたしはどうするか」っていうことだと思うから、自分の言葉を真ん中に置くことだし、それができてないなあって。だから人の顔色ばっかり伺っちゃうし、そわそわしちゃつし、家に帰ってもずるずる考えちゃうんだとおもう。たとえば、「顧客のネームカード指差して◯◯さん来ましたとか言うなや!!!!!やめろや!!!!!!アラフィフにもなって顧客に指を差すな!!!!!!」っていうのはその場で感じたことで、なんでそんなことするの……って考えたらもうドツボだから、私に必要な考えるっていうのは自分がどうするか、だとおもう。もちろん知らないふり!!!!!関わりたくねえ!!せっかくなので、考えるなら楽しくなること考えたいよね。

 

*最小公倍数とか素数とか

いまの職場はほとんど雑談をしない。仕事に関わる話はするけど、それ以外の話はほとんどしない。前の職場は死ぬほど喋ってたし、今でも連絡を取り合うから、職場の人というよりともだちだったんだなって、転職して初めて気づいた。だから前の職場のノリで話しかけるとだいたい撃沈する。そしていまの職場の人たちは仕事以外の話になると高確率で会話のキャッチボールができない。なんでやねんまじで。仕事の話はうまくいくのに、他の会話になるとまるっきりだめになる。まじ謎。コミュニケーションの取り方新しすぎて戸惑う。自分の話しかしない。

‪ので、今はもう最低限のことしか言わなくなった。聞いてもらえないとかいちいち思うことに疲れてしまった。なんか、最小公倍数のことを思い出した。最小公倍数は最小公倍数が見つかるまでひとつも数が重なることがない。話していてもなかなか重なる気がしない。もしくは素数なのかもしれない。1か3、1か5じゃないとダメ、みたいな。最大公約数みたいに、見つけるまでの選択肢がある気がしない。前の職場は最大公約数だったな。コミュニケーション面をおもうとそこだけは前のところの方がよかったな。

とはいえ、最小公倍数とか素数だな、と思うとじゃあいろいろ捨てていいんだなあという気もして、必要そうでない言葉はどんどん聞かなかったことにしている。スルースキルが身につくかもしれないし、これから使える新しいコミュニケーションの方法をゲットできるかもしれない。あとは家で仕事の話をすると疲れるので頑張ってやめたい。考え事をするならまずひとりで紙に書いて、ブログにこうやって書くのが1番。もしくは一晩寝かせてから考えたい。忘れたらそれはもう忘れていいことだ。

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<書き忘れたことがあるので追記>

仕事っていうのは「そこで働いてみようかな、お金もらいにいこうかな」みたいな人たちの集まりだから、話が合わないとか気が合わなくて当然で、合う方が稀なんだろうなあ。(前職の先輩はいろいろ聞いてくれたし自分の話もしてくれたけど、それは当たり前ではなくて寧ろレアケースだったんだなあ。先輩と同期にはとても恵まれていたんだな)だから自分の思わないこともどんどん起きていくし、信じられないみたいなことも許容されていくし、嫌いな人が認められていく様を目の当たりにすることもあるから、感情は掻き乱されて当然なのかもしれない。なんで!?え!?ってなるし………。でも掻き乱されてからの、立て直す方法が「考える」なんだろうな。

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仕事上のコミュニケーションがうまくいくんだったら、雑談がボーリング状態でもそれはそれでいいんじゃないだろうか。

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主任ふたりとご飯を食べた。片方の主任が悩み事を相談をしていて、もう片方の主任が笑い飛ばしていた。笑い飛ばしていた方の主任はメンタルがめちゃくちゃ強い。悩んでいたほうの主任はわたしに似ていると思った。似ている主任に同じことを言われた。拾いたくないことまで拾ってしまうって。でもこの主任は雑談がボーリング状態で、拾えてるとはとてもじゃないけど分からないけど、見えてないけどめちゃくちゃ拾ってるんだろうか。人ってわからない。