笑顔のお届け屋さんになりたいひとのはなし

横山だいすけさんのインタビューがめちゃくちゃ良かったので、その話について。

 

私がツイートしたブログに、横山さんは以下のように綴っている。

僕が卒業してから生涯かけてやりたいことは、子どもたちやご家族が楽しめるモノを増やしていって、子ども業界が一段と盛りあがっちゃうことです❀.(*´◡`*)❀.

そうすれば、もっともっと子どもたちが芸術に触れる機会も増えますよね♪♪

それが心の豊かさに繋がっていったらこんな幸せなことはありません♪♪

芸術はその力を持っています!!

と僕は信じて頑張りまーーす❀.(*´◡`*)❀.

これを読んで、うたのおにいさんとして積み重ねてきた9年間を生かして、「だいすけお兄さん」というアイコンのまま、新しい道を自分で作って進んでいくんだなあと思った。もう自分はこの道でいくぞ!というのが決まっているところや、覚悟が決まっているように感じて、とてもかっこいい。子ども業界で生きていくということは、この人はずっと「だいすけお兄さん」のままなんだな、と思っていた。

 

そしてめちゃくちゃよかった…………と思ったインタビューがこちら。

横山だいすけさん「“笑顔のお届け屋さん”になりたい」 | CHANTO(前編)

横山だいすけさん「99個辛くても、1個の楽しいことをあつめて」 | CHANTO(後編)

 

(前編)インタビュー冒頭の見出しが「“笑顔のお届け屋さん”になりたい」で、この頃のブログに書いていたようなことが半年近く経ってより具体的な言葉になったのかな、言い回しが横山さんっぽくていいなあと思った。それからだいすけお兄さんを続けていくのではなく、「横山だいすけ」としての新しいスタートで「笑顔のお届け屋さん」になっていくんだなということがすごくよくわかった。卒業されて最初の一年を過ごしながら、CDを出すにあたってだいすけお兄さんの歌を聴く層が広がってることをとても意識されてるんだなと思ったし、変化していくところが見られるのはすごく面白い。でも軸は絶対にブレなくて、ゴールが明確な人は強くて、こういうところが尊敬できるところだなあ、と改めて思った。

このインタビューの中で1番びっくりしたのは売り上げの話をしていたこと!だいすけお兄さんが売り上げの話をしているのがあまりにも現実的で(もう「横山だいすけ」だからリアルとも向き合っていくんだよね)、わたしは横山さんを妖精さんだと思ってるところがあったからギャップが面白くて笑ってしまった。売り上げについても、「悩むけどそれだったらどうやったら笑顔を届けられるか考えたほうがいい」って話してて、やっぱり笑顔のお届け屋さんになりたい、が全てだから、転んだとしても強いなあ。

 

(後編)

横山さんの仕事観の話がメインのインタビュー。仕事については日々悩んでるのでほんとにありがたかった。どうやって向き合って捉えたらいいかほんとに分からない。仕事むずかしい!笑顔のお届け屋さんになりたい、っていう明確なゴールが見えてる人の仕事観、横山さんの思う仕事ってどういうものなんだろう。

インタビュアーの方が横山さんが「笑顔を届ける」を自分の軸に置いてることから掘り下げて、「仕事の生きがいって何を意識すると感じられますか?」って尋ねていて。(このインタビュー、横山さんの回答も素晴らしいけどインタビュアーの質問の投げ方もめちゃくちゃいいと思う)うわあもうめっちゃ知りたい……と思いながら続きを読んでたら「楽しいと思えることを探すこと」って答えていて。えっめっちゃむずかしいやつ………と戸惑いつつも読み進めた。そのあと横山さんは「もちろん、仕事はお金を稼ぐものなので本来、楽しさを求めるものではないと思います。」って話した上で、例え話としてバラエティに出た時のことについて触れた。それでも「楽しいを見つけていく、苦しいことの方が思い出に残ってしまうけど、人生をやり直したくなっても結局同じ結果になるだろうから、今をどうやって楽しもうかを考えたい」(簡単にまとめた)という風にまとめて、高く飛んでる写真(かわいい)でインタビューは終わっていた。むずかしいな、と思ったけど、すごく筋が通ってて分かりやすかった。楽しさを求めるものではないという前置きがすごくよくわかったし、バラエティについては「もう、全然しゃべれんわ」みたいな(笑)。」って言ってて、そんな風に思ってたんだ!!っていう発見とか。仕事は楽しさを求めるものではないとか、全然しゃべれんわ、っていうコメントがだいすけお兄さんから出てることがなんかめちゃくちゃ面白かった。しゃべれんわのコメントについては確かにバラエティに出た時の口数めっちゃ少ない時はあるし、落ち着かないのかな……っていうときもある。でも今までと全然違う土俵で戦ってるのまじすごいよ………歌だけやってたってやっていけるかもしれないけど、ちゃんとバラエティに出てるのすごい……という気持ちになる。そうやって「こういうところでいま仕事で苦戦してるんだな」ってなんとなく想像ができたから、スッと自分の中に入ってきたんだろうな。私もそんな風に思えたらいいなって思える仕事観の話が聞けたことがとてもよかった。素晴らしいインタビューでした。

 

このインタビューを読んだあとに自分のことを考えた。大勢の誰かを元気にしたいなんてそんな大それたことは私にはできないけど、どうして働くんだろうって。そしたら「自分をハッピーにするためだな」という結論が出た。働いて、お金を稼いで、そのお金でやりたいことを少しでもできるようにする。横山さんみたいな明確なゴール、私にはないなあなんて思ってたけど、あるじゃん!わたしは、なんとしてでもわたしをハッピーにするという目標が!仕事は、ハッピーになるための資金を稼ぐ場所でしかないんだなと思うと、こんなところで立ち止まってる場合ではないし体力を奪われている場合でもない!横山さんが笑顔のお届け屋さんになっていくように、わたしはわたしをハッピーにしていきたい。