テストを受けに行ったはなし

くまに小学生向けのテストを受けに行ってもらった。中学受験を意識したテストのようで、受験の予定は全くないのだけど(なぜならめちゃくちゃ治安のいい地域だし中学校自体のレベルも高いそうなので、今のところわざわざ受験する意味を見出せていない)学校の勉強も今は簡単みたいだし、一学期の懇談で担任の先生に学校の勉強だと物足りない感じもしますという話もあったので、実力試しに受けてもらうことにした。

当日はくまがテストを受けている間、受験についての説明会があって、パパが割と受験の制度に詳しいので同席してもらった。難関私立大、もしくは国公立大に行くために逆算して中学受験をするとか、地域トップ校の公立高校に入るためには、みたいな話だったんだけど、結局大学については「そこでなにをやりたいか」がメインになってくるし、難関私立大だけが必ずしもハッピーな道ってわけじゃないと思っているし、自分のことを思い出すと現役の頃、提案されていた難関私立大をひとつも受けなかったんだけど(提案されたので見学にはきちんと行った)、高額な受験料を親に払ってもらってまで行きたいと思わなかったからだし、パパも自分の実力だとそんなにめちゃくちゃ努力しなくても受かるような大学に入ったけど、そこでやりたい明確な目的があったからそうしているので、難関私立大に入るためにはと言われてもあんまりピンとこなかった。エスカレーターで入っても結局なんのために大学行くか見失うとつらいよ。とはいえ、もしくまが勉強が得意なんだったら、伸ばせるようなお手伝いができれば、とも思う。

テストが終わった後は算数パズルの体験会で、20分それぞれで問題を解いて丸つけしてもらって、10分はパズルゲームで対戦をしていた。小さめの教室に15人くらいいたから、活気がすごかった。問題が解けたら次々に子供たちからできた!!!っていう声が聞こえてきて、先生に丸をつけてもらってたんだけど、くまはこういう時大きな声でできた!って言えないタイプじゃん〜どうするの〜って思ってたらスッて黙って手を挙げていた。なるほど。パズルゲームもめちゃくちゃ子どもたち同士で盛り上がっていて、くまは初対面の女の子とやり取りしていた。子ども同士のやりとりが盛んな様子を見ると、学校以外でこういう場があるのはありだし、集団授業もいいなあと思った。

全部終わって、くまにテストどうだった?と聞いたら算数は最後まで終わらなくて、でも国語のほうが難しかったらしい。家に帰ってきてからテストの問題を見たら、算数は問題文がいちいち長かったし、国語は見開き3ページも文章が載ってて一年生にはしんどそうだった。くまは問題のほうにも答えを書き写してくれていて、解答用紙にも書いてなかったらどうしよう……と若干不安になってしまった。くまは本をあまり読まなくて(愛読書はコロコロコミック!)、もうちょっと読み聞かせしようと思う。読書はたのしいんやぞ。もっと大きくなって読書するようになったらカフェに本読みに行こうね〜〜。

 

次の日に国語の文章問題だけ一緒に見直しをした。文章が長すぎてもはや登場人物の把握もむずかしいような様子で、主語や状況を逐一確認しながらやっていたので、古文が読めてないときの状況みたいだなと思った。自己採点もやってみたけど、全部解答用紙に答えを書いてある国語よりもところどころしか答えを書いていない算数のほうが点数が良さそうだった。国語については、小学校の宿題の音読もサボってないし、5〜6年生くらいになったらしっかり文章も読めるようになるだろうけど、国語が伸びないと他の科目も伸び悩む説が正しいと思っているところがあるので、寝る前のコミュニケーションも兼ねて本の読み聞かせを再開することにした。でもくまのために!とか、圧みたいなのがかかるのもよくないので、もう一度一年生をするなら?とか、読んでこなかったタイプの物語を読んでみるとか、そういう観点から本を選びたいな〜と思ってエルマーのぼうけんを読んでいたのだけど次の日にくまがシャーロックホームズを借りてきたのでしばらくこれを読む。エルマーおもしろかったんだけどな〜〜。