デビューライブ且つ解散ライブに参加したはなし

Twitterで300人の吹奏楽経験者と、100人の初心者の400人で合奏するブラスジャンボリーというイベントを見つけたので行ってきた。私は鍵盤楽器以外に触れた経験がなく、中学の頃吹奏楽部に入りたかったのだけど吹奏楽部はなかったし、高校はあったけれど母親に「え〜中学からやってきた子らばっかりちゃう?」と言われて確かにな………と納得したため、吹奏楽部に入ることはなかった。(もし私が親の言うことを聞かないタイプの子どもだったらおそらく吹奏楽部に入っていただろう)けれど、吹奏楽部や合奏への憧れをなんとなく捨てきれていなかったようで、この初心者コースだったら参加できるのでは……??と思い、2〜3日悩んだ末に申し込んだ。初心者コースは2〜3時間インストラクターの方から指導を受けて、リハーサルをして、コンサートの本番に臨むという内容で、4500円するし、1人で参加することになるし、未知の世界だし、そもそもできるのか……?と思ったけれど、他の楽器に触れてみたかったし、なかなかこんな機会もないし、なによりわくわくしたので、そのわくわくに賭けてみた。あんまり見通しがきかない新しいことをするのが得意ではないのだけど、今回はそれに賭けてみたかった。トランペット、サックス、フルート、クラリネットの中からひとつ選んで申し込むのだけど、初心者コースで演奏するのはミッキーマウスマーチだったので、マーチだしトランペットがいいな〜〜!と思いトランペットを選んだ。結果として行ってきてめちゃくちゃよかった!!!サイコー!!!!!また今度見つけたら絶対行く!!!!!!撮ってもらった写真も加工してラインのアイコンにしちゃう!!!!!くらい浮かれてしまったんだけど、(ライン繋がってる人はアイコン見て欲しい)、音楽はやっぱりたのしい。

 

当日受付からレッスンがスタートするまで2時間くらいあって、結局何時に行けばいいのかもよくわからず、お昼も食べたいけど、あんまり行ったことのない地域だし食べたいお店いろいろ探してるけど辿り着けないかもしれないし…………と調べれば調べるほど、考えれば考えるほど疲れてしまい、始まる前から疲れてどないすんねん!!!!と思ったので11時ごろに着いて、そこからどうするかはまた到着してから決めることにした。目的地のそばに調べて目をつけていたカフェがあったのでそこに入った。カウンターに通されて、その席は目の前でお姉さんがピザを窯で焼いていたのでじっと見ながら料理が来るのを待った。ピザ、頼まなかったけどおいしそうだなあ…………。休日のおしゃれなカフェでひとりランチ最高〜〜!!!!と思ったし、次は友達と来たいな。 

とりあえず受付を済ませた方がいいのかな、と思ったので早々にカフェから出て受付をしたけど始まるまで時間があるからまた時間になったら戻ってきてくださいと言われ、だけどうろうろして迷うのも嫌なので、会場の前に何人の人が座っていたので同じように座って本を読んだ。原田マハさんの「さいはての彼女」、ずっと買って置きっぱなしにしていたのでようやく読めた。そんなに寒くもなかったのでゆっくり読めた。外で読む本ってすばらしいなあ。

 

時間になったので建物の中に戻り、レッスンが始まった。老若男女問わず参加してるような感じで、参加したいという意思だけあれば他は何も問われていない感じがとてもよかった。すごく雰囲気のあるホールでのレッスンで、インストラクターのお姉さんがめちゃくちゃかわいい………と思っていたのもつかの間、トランペット、まっっっったく音が出せない。歯を開けて唇を閉じて少しだけ息を出して吹く、まっっったくできない!!!音にもならないよくわからない音しかでない!!!他の人はどんどん音を出せているのに………なぜ………!焦る!エレクトーンにしろピアノにしろ、そもそも出したい音が出ないなんていうことが有り得ないので、音を出す段階からむずかしいことがあるという世界を知った。まともに音も出てないままミッキーマウスマーチのレッスンが始まってしまった。トランペットにおける「ド」は鍵盤楽器でいう「シ♭」ということをはじめて知り、一体いま出す必要のある音がなんなのかもわからなくてしばらくパニックだった。譜面に書いてあるのは「ド」、だけど今出すべき音は「シ♭」………!エレクトーンやってるし、音楽にはそれなりに触れてきているはずだけど、はじめて吹くトランペットの前では全く役に立たなかった。寧ろ知ってるが故の弊害すらも感じた。だけど、曲が始まるとこの音を出したい!という気持ちが出てくるのか、初めの頃より徐々に音が出せるようになってきた。すごい。はじめて触る楽器でも簡単な音だったら2〜3時間で出せるものなんだな………!そして唇がめちゃくちゃ痛い。

あっという間にリハーサルで、300人の吹奏楽経験者の方々がいる部屋に移動した。既にリハーサルが始まっていたので、部屋に近づくにつれて演奏が聴こえてきていて、どきどきした。初心者コースは初心者コースで固まって座り、経験者の方々が吹いてるのをめちゃくちゃ近くで聞いていたのだけど、やっぱり人数が多いので迫力もすごかった。そして指揮者の先生の指揮!!!!昔から指揮をする人にめちゃくちゃ憧れていて、今回の先生も身軽で楽しそうでとってもよかった。ずっと先生の方を見つめてしまった。経験者コースの方々はあらかじめ曲目が指定されているので、各自で練習をして、当日に初めて集まって、リハーサルで指揮者の先生に指導をしてもらって、本番を迎えることになっている。指揮者の先生が「今日はみなさんのデビューライブ且つ解散ライブとなります」とお話しされていてまさに!!!と思った。今日一日、音楽のために集まったひとたちで、この人たちで集まることはもう二度となくて、坂本真綾ちゃんの新しいアルバムのタイトル、「今日だけの音楽」がぴったりだなあと思った。経験者の方は何曲も吹くけど、初心者コースは1曲だけで、だけど、「今日だけの音楽」に少しでも加われるのがうれしかった。ハンドクラップをする場面もあったんだけど、ハンドクラップも充分過ぎるくらい音楽の一部なんだな、と思った。

本番はお客さんもたくさん入ってきて(おそらく参加者の家族がほとんどだとは思うけれど)、アナウンサーの方が司会をされて、指揮者の方がいろんなお話をされるコンサート形式で、自分の番以外はずっと観客だったし、観客にも演者にもなれるのがよかった。リハーサルのときには席に座っていなかった翼をくださいで歌ったのめっちゃ気持ちよかったな〜好きな曲だな〜!吹奏楽では有名らしいけど全然知らなかった宝島も聴けてよかったなあ。ほんとに行ってよかったなあ、と思う一日でした。

 

この日のことを思い返してみると、トランペットの音を出すには、私が積み重ねてきた経験も肩書きもなにも必要ないというかそもそも生きてすらこなくて、ただただ「わたし」がトランペットに向き合っているだけでよかったし、それがとても心地よかった。期待してないしされてないのがよい、みたいな。ライブを見ている時も、こんな気持ちになる。ただそこにいるだけでいいというか。音楽は家庭にいるときの私や仕事のときの私、いろんな私から解放してわたしに戻してくれるものだったんだな、と思った。そしてこの日に読んだ「さいはての彼女」がまさに自分へと戻っていくための旅のお話で、大切な本がまた一冊増えたな、と思った。

からあげがたべたい

父方の祖父が亡くなった。少し前に肺炎を患って入院して、8月ごろに会った時は車椅子に乗っていたが、みんなで中華料理屋に行き、生ビールを飲んでいた。最近父と父の妹が交代で寝泊まりしていると聞いていたことや知人が亡くなったことも受けて、祖父母の家に遊びに行くことにしていた。当日は親戚も何人か来て、宅配ピザを食べる予定だった。

遊びに行く当日の朝、電話をもらって「ピザなににする?」っていう話かなと思いきや「おじいちゃん心臓止まったから病院に来て」だった。ピザじゃなかった………………。慌てて家を出て病院に向かった。こういう場面で病院に呼ばれるのは初めてだった。母方の祖父の時は老人ホームで眠っていると思ったらいつのまにか息を引き取っていたので、会ったのはもうお葬式の時だった。車に乗ってる間、大変なのは祖母や両親や叔母なので、私が泣いても仕方ないと思いつつもこわかった。おじいちゃんがどんな姿になってるかもわからないし。管に繋がれているんだろうか。そもそもくまもびっくりするだろうし、なんて説明をすればいいのか。あと喪服がパパの実家にあるから送ってもらわなくっちゃとか。病室に案内してもらった時、祖父はもう亡くなっていた。口を少し開けて、眠ってるみたいだった。くまは怖がって顔を見ようとしなかった。そりゃそうだね。祖母はあんたが今日来るっておじいちゃん待ってたんやけどな、と私に言った。間に合わなかったね。でも日曜日だったから従姉妹もいたし、近い親戚はみんなすぐに来られたよ。病室にうちの両親の姿がなかったので聞いたらコンビニでご飯を買って食べてるというのでそっちに移動した。祖父の様子を確認したのでひとまず、朝ごはん、にしたのだろうか。このタイミングでよく朝ごはんを食べる気になったなと思いつつ両親のところへ行くと、母親が前日から体調を崩してなにも食べられていなかったらしい。完全に虫の知らせ……。くまは弟にびびって一向に近寄ろうとしなかった。祖父が今日運ばれた病院は弟が急性アル中で運ばれた病院らしい。この日の話をこれからする度にこのこともずっと言われ続けるんだろうなと思う。もう一度祖父の顔を見て、祖父母の自宅へ戻った。祖父は警察で死因を調べられるそうで、明日のお昼過ぎに自宅に戻ってくるらしい。くまが「……ピザは?」と聞いてきて、くまからしたらイマイチ事の重大さがまだわかんないよね………と思いつつピザは中止になったことを伝えた。父親にだいすけお兄さん結婚したらしいやんと言われ、こんなときまで心配させて申し訳ないなと思った。全然落ち込んでないしご祝儀の支払先を探しているところだよ。祖父母の家に戻る途中、ラジオから殺人事件で流れてくるようなBGMを聞いて今じゃない感がすごかった。自宅で亡くなったので警察の人が来ていろんなことを調べにきた。事件性や虐待がないかの確認だけど、警察も大変だし祖母も根掘り葉掘り聞かれて地獄だった。老人ホームや病院で亡くなるとこういうことは省かれるらしい。その後お昼ご飯のお弁当を何人かで買いに行った。くまはまだピザの話をしていた。でもお弁当屋さんでくま一人だけ、ご飯にもち麦トッピングをしていて笑った。孫たちだけ別室に移されて両親や祖母や叔母たちは葬儀屋さんと話し合いをしていた。2時間近くかかっていて、その間どう過ごせばいいのかわたしたちも分からなくて、だんだん手持ち無沙汰になってきて、コンビニに行くなどした。話し合いが終わり、両親がお昼ご飯を食べると中華料理屋さんに行ったので従姉妹とついて行った。いつも通り食べてる両親を見て、私はこの家の娘だなと確信した。日取りとしては一日家で祖父と過ごしたいと祖母が言っていたのもあるから、明後日お通夜の明々後日お葬式だろうなと思っていたのだけど、明々後日が友引らしく、結局明日お通夜の明後日お葬式に決まった。亡くなってからいろんなことが決まるまでのスピード感半端ないな。ついていけない。しかも決めるのは祖父に近しい人たちが決めていくわけだから、なんかもう、悲しんでもいられないし、厳しいことを求められすぎてるな……………と思った。それが分かってるからエンディングノートや終活が生まれていくんだな…………。だけど、親戚が集まって、棺になにを入れるかとか、服はなにを着せるかとか、お酒好きだったしお供えにビール入ってるやつがいいよねとか、みんなでわいわい言いながら祖父のことを思って準備ができるのはとても幸福なことだと思う。晩ご飯食べていくよね?という祖母に申し訳ないのだけど断りを入れて(明日は学校や仕事に行くし準備もあるので)米10キロをもらい(家にお米ないの見てたの〜?って聞いたらせや、知ってたでと祖母は言った。さすが)帰宅した。めちゃくちゃ疲れたけど全然眠れなかった。情報量が多くて全然処理できなかったし落ち着かなかった。とにかくイヤホン、と思ったけど、言葉のある曲は何も聞けなかったので、エイチゼットリオのdancing in the moodをリピートした。疾走感のあるピアノが心地よかった。それでも3時半に目が覚めてしまったのだけど、真綾ちゃんのラジオならいけると思い、聴きながら朝を迎えた。

 

午前中だけ仕事に行って(心ここに在らずだったわ…………)、ものすごい眠気の中パパとスーパーで合流し、お昼を買って帰って食べた。そのあと時間があったので少し眠り、準備をしてる間にくまが帰ってきた。はしっていそいでかえってきたよ〜!と言っていた。急がせてごめんよ。忘れ物がある気がして不安でしかない中ひとまず出発。往復するのはしんどいのでホテルを取ったのでとりあえずホテルへ。大浴場付きの朝食バイキングありのホテルで〜〜!!!!とか言って探してたけど、結局アクセスの良いところにしたので、大浴場も朝食バイキングもなかった。なんだったらベッドも思いの外狭くてちょっとかなしかった。ホテルで準備を済まして葬儀場へ。会場では祖父がこれから体を綺麗にしたり、服を着るところだった。これもエンバーミングの一種かな、とパパは言っていた。こういう場面に立ち会ったことがなかったのでちょっとびくびくしつつ、タオル越しにお湯をかけさせてもらい、祖父が準備をするのを手伝う両親や親戚をぼんやり見ていた。私はお湯をかけただけだったけど、両親たちは足を洗ってあげたりもしていたので、ひとつひとつ行いながら気持ちの整理をするんだろうかと思った。いや整理なんかつかないよな、送り出す準備で精一杯だよなあ。くまは怖かったようでパパと別室に行ったり戻ってきたりを繰り返した。私は弟とずっと喋っていた。どんどん人が来て、知らない親戚や知らない近所の人もたくさんいて、部屋に椅子が入りきらないほどの人数になった。賑やかでよかったね、おじいちゃん。お通夜が始まったのだけど、始まる前からずっとくまはねむいねむいと小さな声でグズグズ言ってて、おそらくこわいんだろうけど語彙がないというか、いやまあ語彙も失くすわなという感じなんだけど、始まったらぴたっとグズグズが止まって周りを見ながら手を合わせたりしていて1年生めちゃくちゃ空気読むじゃん………と思ったけど、お経が始まった途端お経の抑揚がすごくて(ppからffみたいな)とうとう泣き始めてしまった。怖かったらしい。パパとくまで別室に移動してもらい、お焼香の時にまた戻ってきてもらった。お通夜が終わって食事になって、テーブルにお寿司が置かれていてくまがめちゃくちゃ喜んでいたのだけど私たちだけのテーブルではなかったので、取り分けないといけなくて思ったようには好きなお寿司が食べられず(テーブルにあるまぐろと鯛全部食べて良いと思っていたらしい)、しかもあると思っていたオードブルがテーブルになく(人数が思ってた以上に多くて足りなかった)、周りも知らない人が多いし疲れるしでとうとう「からあげがたべたい…………」と泣き始めてしまった。くまは真剣だけどなんかかわいくて笑ってしまった。見知らぬ親戚のテーブルから唐揚げ食べたいって泣いてるので分けて欲しいと頼み唐揚げを分けてもらった。親戚はオードブルのお皿ごと渡してくれて、全部いただいていいんですかと聞くとこの年齢層見て!?笑 という感じだったのでありがたくいただくことにした。よかったね、くま。この食事会の時も弟とずっと喋っていた。お焼香のとき他の人とふたりで並んで行なっていたので、同じタイミングで終える方がいいのではと考えたらしく、弟はどれくらいの時間合掌したらいいのかとかを木魚の叩く音の数で数えたりして臨んだのに結局途中でわからなくなったりしていたらしい。めちゃくちゃ考えてるじゃん……えらいな…………。おじいちゃんを想う時間は人それぞれだから合わせなくていいんやで。あと母親が好きなタイミングで話をぶった切って喋り始めることについて話し合っていた。我が家みんなそんな感じだししゃあないね。祖父の思い出について話し合おうとしたけれど、初詣に行った時に屋台のものを食べようとしたらそんな汚いもの食べたらあかんと祖父に叱られて結局ふたりでコンビニの肉まんを買って食べた話になった。もっといいエピソードなかったんかい。時間になったら突然ぴたっっっっっと話を終えて呼ばれた方は帰られていって笑ったんだけど、残ってるお寿司と揚げ物を回収してくまに食べてもらった。よかったね。そのあとだらだら喋りながらお菓子を食べたのだけど、ひとまずお開きになったのでホテルへ帰った。夜遅くに電車に乗ることも、都会を歩くことももう滅多になくなってしまったので、新鮮な気持ちだった。

 

狭いベッドで若干身体がばきばきになりつつ起床。ちょっと早めに起きるも特にすることもなかったので読書。平日の朝から読書なんて贅沢………!モーニングを食べに外へ出る。通勤ラッシュの波を逆走してごはんと味噌汁と鮭の定食を食べる。平日だと考えると本当にしあわせでしかない………!ありがたくいただく。葬儀場へ戻り始まるまでエンドレスでお菓子を食べる。うまい〜〜〜〜。父親は昨日祖父の棺のあった会場で椅子を並べてそこで眠ったという。父なりのお別れの仕方なのかなとじんわりしたけど、パパに寝るところなかったからそこで寝ただけ説もあるよと言われ、否めなかった。父はどこでもよく眠れる人なので。ひとつの出来事に対してストーリーを作っていくということはまさにこういうことなんだなと思った。葬式が始まる。またもやお経にビビり倒すくま。でも昨日より長く式に参加していられた。えらい。眠っている祖父の棺にお花をたくさん入れた。足が寒いとかわいそうだからねとか、手のあたりもたくさん入れておこうねとか言いながらお花を入れて、人生で何回経験しても慣れないだろうなとおもった。パパが穏やかな顔だから苦しまなかったんだろうね、の言葉に随分救われたけれど、つらいものはつらい。火葬場で見送るときもだいぶつらかった。食事は普通に食べた。自分の家族と両親と弟で固まって食べていたのに、従姉妹だけあまり知らない親戚と話しながら食べていてちょっと申し訳なかった。戒名に20万円プラスして払えばもうちょっと身分が良くなるらしく(曖昧)、それって焼肉食べ放題で64種類にするか値段足して100種類にするかの違いやろ?という父親にそりゃ100種類にするやろとつっこんだし例えがなぜ焼肉…………。祖母は祖父のために少しでもお金を使いたいけど、父は祖母自身のために使ってほしいというし、うーん、人それぞれだなあ。葬儀場をどうして今日使っているところにしたのかとか、骨はどこに納めるのかとか、そういうことを父親に質問したりした。先のことを次々と聞くのは酷なことかもしれないと思った。戻ってきた祖父は骨がとてもしっかりしていて、綺麗に残っていた。再び初七日法要を行い(くまはもう和尚さんいやだ…………と食事の時からグズグズしていた)、祖父母の自宅に戻った。祖母は帰ってきたよ、と遺影の祖父に話しかけていて、やっぱりじんわりと泣いてしまった。ほんとに、いなくなっちゃったんだなあ。火には気をつけてと祖母に何度も告げて家を出た。

帰りの車の中でめちゃくちゃ泣いた。両親や親戚の前で大泣きするのが恥ずかしくてずっと我慢していた。しあわせに逝ったと思うし、穏やかな顔だったし、とてもいい式だったと思うけど、やっぱり人がいなくなるのはとてもつらい。いなくなったことがはっきりわかってしまうから。お葬式がつらくて、一番いい形で送り出せたことをどうにか肯定したくて、昔はこんな風にできなかったかもしれないけどさあとか全く良くわかっていない過去のお葬式のやり方などの話をしながらわんわん泣いた。くまは泣いてる間ずっとわたしの頭を撫でてくれていた。とにかく何か食べなければとあたたかいドリアを食べて帰った。あたたかいものは正義なんだと身をもって知った。明日は仕事を休むことにした。

テストを受けに行ったはなし

くまに小学生向けのテストを受けに行ってもらった。中学受験を意識したテストのようで、受験の予定は全くないのだけど(なぜならめちゃくちゃ治安のいい地域だし中学校自体のレベルも高いそうなので、今のところわざわざ受験する意味を見出せていない)学校の勉強も今は簡単みたいだし、一学期の懇談で担任の先生に学校の勉強だと物足りない感じもしますという話もあったので、実力試しに受けてもらうことにした。

当日はくまがテストを受けている間、受験についての説明会があって、パパが割と受験の制度に詳しいので同席してもらった。難関私立大、もしくは国公立大に行くために逆算して中学受験をするとか、地域トップ校の公立高校に入るためには、みたいな話だったんだけど、結局大学については「そこでなにをやりたいか」がメインになってくるし、難関私立大だけが必ずしもハッピーな道ってわけじゃないと思っているし、自分のことを思い出すと現役の頃、提案されていた難関私立大をひとつも受けなかったんだけど(提案されたので見学にはきちんと行った)、高額な受験料を親に払ってもらってまで行きたいと思わなかったからだし、パパも自分の実力だとそんなにめちゃくちゃ努力しなくても受かるような大学に入ったけど、そこでやりたい明確な目的があったからそうしているので、難関私立大に入るためにはと言われてもあんまりピンとこなかった。エスカレーターで入っても結局なんのために大学行くか見失うとつらいよ。とはいえ、もしくまが勉強が得意なんだったら、伸ばせるようなお手伝いができれば、とも思う。

テストが終わった後は算数パズルの体験会で、20分それぞれで問題を解いて丸つけしてもらって、10分はパズルゲームで対戦をしていた。小さめの教室に15人くらいいたから、活気がすごかった。問題が解けたら次々に子供たちからできた!!!っていう声が聞こえてきて、先生に丸をつけてもらってたんだけど、くまはこういう時大きな声でできた!って言えないタイプじゃん〜どうするの〜って思ってたらスッて黙って手を挙げていた。なるほど。パズルゲームもめちゃくちゃ子どもたち同士で盛り上がっていて、くまは初対面の女の子とやり取りしていた。子ども同士のやりとりが盛んな様子を見ると、学校以外でこういう場があるのはありだし、集団授業もいいなあと思った。

全部終わって、くまにテストどうだった?と聞いたら算数は最後まで終わらなくて、でも国語のほうが難しかったらしい。家に帰ってきてからテストの問題を見たら、算数は問題文がいちいち長かったし、国語は見開き3ページも文章が載ってて一年生にはしんどそうだった。くまは問題のほうにも答えを書き写してくれていて、解答用紙にも書いてなかったらどうしよう……と若干不安になってしまった。くまは本をあまり読まなくて(愛読書はコロコロコミック!)、もうちょっと読み聞かせしようと思う。読書はたのしいんやぞ。もっと大きくなって読書するようになったらカフェに本読みに行こうね〜〜。

 

次の日に国語の文章問題だけ一緒に見直しをした。文章が長すぎてもはや登場人物の把握もむずかしいような様子で、主語や状況を逐一確認しながらやっていたので、古文が読めてないときの状況みたいだなと思った。自己採点もやってみたけど、全部解答用紙に答えを書いてある国語よりもところどころしか答えを書いていない算数のほうが点数が良さそうだった。国語については、小学校の宿題の音読もサボってないし、5〜6年生くらいになったらしっかり文章も読めるようになるだろうけど、国語が伸びないと他の科目も伸び悩む説が正しいと思っているところがあるので、寝る前のコミュニケーションも兼ねて本の読み聞かせを再開することにした。でもくまのために!とか、圧みたいなのがかかるのもよくないので、もう一度一年生をするなら?とか、読んでこなかったタイプの物語を読んでみるとか、そういう観点から本を選びたいな〜と思ってエルマーのぼうけんを読んでいたのだけど次の日にくまがシャーロックホームズを借りてきたのでしばらくこれを読む。エルマーおもしろかったんだけどな〜〜。

エレクトーンの発表会に出た話(2年目)

エレクトーンの発表会に出た。本番で頭が真っ白になって途中弾けなくなってしまった。今まで途中でそんな風になってしまったことがなかったのでめちゃくちゃびっくりした。明らかに誰が聴いても絶対わかるようなミスをしたことがなかった。3〜5秒くらいメロディーだけを弾いて誤魔化した。たぶん左手かベースの音を間違えて、いつもと動きが違うから動線が続かなかったんだと思う。くやしい。

 


今回の曲目は星野源の恋だったんだけど、オーケストラアレンジでとってもかっこよくて、人前で弾いたら映えるだろうな、と思って選んだ。前回のコンクールの曲はオリジナルだったので多少間違えても分からないけど、恋なんてほぼみんな知ってるじゃん………でもまあそこを逆手にとって間違えたらわかるから頑張って練習するぞ〜の気持ちだったんだけど、まさかこんなことになるなんて…………。そもそも暗譜もなかなかうまくいかなくて、楽譜を覚えるのに苦労したことが一度もなくて、気が狂うくらい弾いてたら気づいたら覚えてて、ちょろっと分からないところだけ確認しておしまいくらいの感じだったから、覚える段階から結構しんどかった。楽譜を持ち込んでも良かったんだけど、でもせっかくだし暗譜で頑張りたくて、ギリギリまで悩んだけど結局持ち込まなかった。けどまさかこんなことになるなんて………(2回目)だけどだけど、取り返せるところまできたら即取り返してなんにもなかったように最後まで続けられたので、そこは練習の成果が出たかなともおもう。暗譜で苦労してなかったら失敗したとき取り返せなかっただろうし。あとは長年の経験が活かされたと信じたい。楽譜を持ち込まなかったことへの後悔はしていないし。

 


そもそもなんで発表会に出るのかという話なんだけど、子供の頃から発表会ありきでレッスンを受けていたので、年間のスケジュールに発表会がないのもなんだかおかしいし、発表会に出るっていう目標やこの日までに完成!という期限を設けて練習したり、試験に受かりたいので人前で弾く練習もしたいから出ている。というのはたぶん建前で、ふつうに出たい。期限までに仕上げる自信があるし(やばい!ってなったらめちゃくちゃ練習するからなんとかなってきた)(今回なんとかなってないのでは?)、というかそこそこ人前で弾けるくらいにはできるし、出ないという選択肢もないし。でもできるとかなんとか言いつついざ発表会に行ったら大人の奏者とめちゃくちゃ他人と比べてしまって、いちいちわたしのほうが上手いな…………とか思ったりして………。わたしのほうが難しい譜面やってる……とか。簡単な譜面でも丁寧に弾くことが大切だったりするし一概に譜面だけで決めつけちゃいけないんだぞ。一番最後に弾くんだからあんまり他人と比べずに自信を持った方がいい。他人を下げて自分を上げるのはなんにもならない。そんなことやってるから間違えるんだぞ〜〜!もっと!謙虚に!人から上手だって言われたいとかそういうレベルでやってる間は遠くへは行けないんだからな。何になろうとしてるんだろうな。でも他人と比べてるってことはもっと自分のことが知りたいんだろうな。だけど音楽ってはっきりわかるもんじゃないから一生わかんないままかもしれない。次の発表会かコンクールはスッキリした気持ちで終えられるといいな。

なんかもうまじで無理だなとおもった時に、大森靖子ちゃんの「クソカワPARTY」に収録されている「きもいかわ」を思い出して、この動画を見つけた。

 

大森靖子『きもいかわ』(「クソカワPARTY」TOUR FINAL 2018.12.9 昭和女子大学・人見記念講堂) - YouTube


歌詞も声もなにもかもが美しくてじーんとして、いつかホールで靖子ちゃんのコンサートが関西であればいいなあと思っていたらまさかのストリングス編成(大好きすぎるやつ)のコンサートが発表されたのでぜったいぜったいチケットが欲しいんだけど、この「きもいかわ」の

悪口を受け入れた瞬間それがぼくになる

誰かのつくったぼくで生きるのはもう飽きた

が、受け入れることも受け入れないことも自分で選ぶ権利があるんだなっていうのが、めちゃくちゃ当たり前のことなんだけどわたしにはちっともその感覚がなかったなとおもって、なんて丁寧な歌詞なんだろうって。逆に言えば褒められたことは自分で確信が持てなかったらそんなことないよって跳ね除けちゃえるのなんでなんだろう。と思ったので、最近褒められたことやすごいって言われたことやこれは得意なことなのでは?と思うことはメモにして書き残すようにしている。絶対音感とか編曲ができるとか。エレクトーン絡みのことについてはあまりにも生活に馴染みすぎててできてて当たり前だから得意とかそういう目線で見たことがなかったんだけど、他の人からすれば得意なんだなということにふと気づいたのでそういうことを書き残すようにしている。得意なことは難しいことを簡単にやってのけることではなくて当たり前にその人の中に馴染んでいることを指すんだなと知った。


この夏は坂本真綾ちゃんの「宇宙の記憶」と横山だいすけさんの「歌袋」をエンドレスする日々だった。「宇宙の記憶」は私がずっとずっとずっと好きな椎名林檎さんとのコラボでジャズだし最高すぎてずっと聞いてた。

愛しては怨んだりまた病んでは癒えたり

あなたは生きている

という言葉にめちゃくちゃ励まされた。2曲目に収録されている「序曲」

私が待ちわびていたはじまり

だし、3曲目はthe band apartさんの「明日を知らない」のカバーで、30枚目のシングルなのにここからがスタートくらいの気持ちを感じて、パワーのある1枚だった。真綾ちゃん、ずっとついていくわ。だいすけしははじめてのメジャーフルアルバムで記念すべき1枚なんだけど、「笑って」「Sunshine」「Hands」が好きすぎるのでアルバムの曲を歌ってくれるコンサートツアーを熱烈に希望している。きっと生で聴いたら号泣だ。だいすけしの音楽はわたしをいつもシンプルにしてくれる。


仕事のことで悩む日々で、改善を願って「嫌われる勇気」を読んだ。仕事は他者貢献だと書いていてなるほど……と思った。周りを敵だと思うとしんどいとか、役に立つという気持ちが自己肯定感を高めるなどと書いていた。誰かの役に立つという気持ちはかなり重度なんだなあ。続いて「アンガーマネジメント超入門怒りが消える心のトレーニング」を読んだ。怒りについての本は水島広子さんの本を一冊持っているのだけど、また別の切り口で、これはこれで持っていたほうが良さそうだった。私は割と思い出して怒っていることが多いので、意識を今に向けるトレーニングが必要らしい。感情日記をつけるといいということも書いていたのでここしばらくつけているけど、怒ってるマークを場所別に表示すると9割は職場だった。仕事ってやっぱり大変。でも本の力を借りても結局積み重なるものを小さくする効果でしかないので、積み重なりまくったものは誰かに話すことでしか解消されないなと思った。あと仕事関係の本は元々好きな劇団雌猫さんの「本業はオタクです」も読んだ。仕事は60パーセントくらいでいいという言葉がすごく印象に残ってて大切にしたいことなんだけど、60パーセントくらいってどれくらいってことなんだろう、という答えは出ていない。なにを諦めたら60パーセントになるんだろうか。劇団雌猫さんの本は同人誌も買っていて、「平成」と「卒業」を読んだ。「平成」のほうが特に自分が入り込んでしまうようなエピソードが多くてとてもよかった。

MNPしたらクオカードをたくさんいただいたので本を買いまくっている。目についた本を買ってやる〜!と意気込んで手に取ったのは「平安ガールフレンズ」というエッセイで、一生自分は国文学科の人間だなと思ってしまった。とても誇りに思っている。それから短編集の「行きたくない」を読んだ。表紙を見た瞬間くまがママのことやん!って言ってて笑った。大塚みちこさんの「泣きながらがんばるあなたへ」も読んだ。スマホで見るよりイラストが俄然綺麗でよかった。柔らかいカラーイラストがとっても好き。


金曜ロードショーをくまが見ているとひとりだとなかなか見ない映画を見ることができるのでとっても楽しい。「千と千尋の神隠し」「天空の城ラピュタ」、ストーリー知ってるし全部分かってるのに何回でも見ちゃうなあ。「名探偵コナン天空の難破船」もおもしろかった。コナンもいつ見てもおもしろい。「シュガーラッシュオンライン」をついに借りてきて見た。インターネットの世界が具現化されているところがすごく今っぽくてよかった。「羊と鋼の森」、原作が好きでやっと映画を見れたけど、とても音楽と景色とセリフが美しい映画だった。原作もまた読み返したいなあ。

母校の文化祭に行った話

母校の高校の文化祭に行ってきた。卒業してからも母校にはもう何度も遊びに行っているのだけど、文化祭には一度も行っていなかったので、ほぼ10年ぶりくらいだったと思う。

そもそもなんで今更高校の文化祭に行くことになったかというと、一ヶ月ほど前に2〜3年の時の担任の先生と友達で食事をする機会があって、その時に先生に声をかけられたからだった。せっかくなので、友達とくまを連れて行ってみることにした。そういえばその時私の両親がやってる飲食店で食事をしたのだけど、行ってみたいとずっと先生は言ってくれたのになかなか実現できず、なんやかんやしてる間に8年くらいは経っていたので、ようやく実行できたことだったんだから、もっとあの場を噛み締めればよかったかなあと今更ながら思った。夢叶ってる瞬間だったのに!先生はめちゃくちゃ忙しいので来るかどうかもちょっと怪しいね………来たらラッキーだね……というかなりナメた姿勢だったけど、この時本当に来てくれてよかった。うれしかったです。

文化祭は友達とくまとうちのパパと一緒に行ってきた。まさかパパとくまを連れて母校に行く未来があるなんて………!しかも担任の先生とこんなに付き合いが長くなるなんて思わなかったもんなあ。(先生とのアレコレのエピソードは書くと終わらないので省略)友達と昔の文化祭の話とか、こんな先生いたねっていう話とか、高校の頃の話をしながら校内を回る文化祭は最高にエモかった。かき氷食べて、くまがいくつかゲームをやってるのを見たりしただけだけどめちゃくちゃ楽しかった。

 

私は高校にいる先生たちがとにかく大好きで、はじめてなにかで一番を取れた場所で、努力すれば結果がちゃんと出るんだって知った場所で、先生たちから目もかけてもらえて本当に居心地よく過ごせていた。だいぶ思い出補正かかってるかもしれないけど!!!!!!だから当時は卒業するのが本当にめちゃくちゃつらかった。行きたい大学に合格したけど高校行かなくなるのが本当につらかった。(だからしょっちゅう遊びに行ってたし、妊娠して結婚が決まって引越しする前も先生に会いに行ったりしてた)でも日々地続きの生活をしてきたからこそ、こうやって卒業して何年も経ってから友達とまた文化祭に行って先生に会いに行けるっていうめっちゃスペシャルなイベントに巡り合えたんだな………!地道な日々、またやっていくぞ〜〜〜!(ちなみに担任の先生とはちょこっとしか話せなかったけど、予定を立てても捕まらない感じがまた先生だなと思った)

Family Live 2019@舞浜アンフィシアター 横山だいすけ×小林よしひさ ライブビューイング@20190824

だいすけお兄さんと今年体操のお兄さんを卒業したよしひさお兄さんを中心としたライブで(他には鈴木福くん、瀧本美織ちゃん、私立恵比寿中学さんが出演)関東で開催されるので参加を諦めていたのだけど、ライブビューイングがあることを知り、行ってきた記録。

 

Family Liveは去年大阪城ホールで開催されて、そこには行ってきたんだけど、だいすけお兄さんの歌声をゆっくりたくさん聴きたい!!っていうわたしの希望(?)とはちょっと違った公演だったから、ライビュが発表されてすぐにチケットは取らなかった。けれどこれを逃すとだいすけお兄さんの現場が来年の1月までしばらくないことに気づきそれは……………無理だな………………と思い見に行くことにした。現場があることによってやっぱり日々にメリハリが出る気がしたので……。

 

映画館に着いたのがギリギリで、とりあえずパンフレットを購入し、シアターに入った時には会場の様子がもう流れていて、キラキラのルミトン(今回のグッズ)で会場が埋め尽くされていて、やっぱり会場がいいな〜〜!わたしも行きたかったな〜〜ルミトン振りたかったぜ〜〜〜と思いつつ着席。ライビュはラブライブ!しか行ったことなくて、どんなもんなんだろう?オタ芸とかないだろうし……手拍子とかくらいかな………って思ってたんだけど、公演中も割と劇場は静かだった。会場のお客さんに呼びかけるキャストに合わせて、少しずつ周りのお客さんからの声も聞こえてきてたけど、大きな画面で生中継の動画を見るみたいな感じ。でも劇場の座席も広くて、他の人が視界にあまり入ってこなかったので、一対一の気持ちで見ることができたのでそれはとてもよかった。

 

「にじのむこうに」からスタートしたんだけど、だいすけお兄さんとよしひさお兄さんの2人が舞台に並んで立っているのを見るだけでグッときてしまった……。にじのむこうに、何回もコンサートで聴いてるのに何回でも感動してしまう………。今回はよしお兄さんのポテンシャルがすごすぎることが一番の発見だった。ダンスが得意なのは知ってた(というか得意そうだなとは思う)けど、キレッキレのダンスに、歌もめちゃくちゃ上手くて、おかいつ現役時代では見られなかったところがたくさん見られたのがよかった。おそらく卒業してからはじめての舞台だと思うんだけど、余裕持って立たれてるように見えたし、めちゃくちゃすごい人だった。思ってた何倍もすごかった。これからの活躍がとっても楽しみ〜〜!それからだいすけお兄さんもよしお兄さんもやっぱり表情の豊かさが全然違ってて、表情筋どうなってるんだろう…………プロ…………大人の本気すごい………。曲目は前回のFamily Liveと重なってるものもあったけど(いえイェイ!とか)(盛り上がる歌なんだろうな)、やっぱりだいすけお兄さんのソロ曲、最新シングルのハレルヤルーヤが印象的で、突き抜けているというかぶっ飛ばしてるというか、ライブでしか味わえない感覚だったなあ……。ダンサーを引き連れての一曲だったけど、今まで歌ってきた曲とイメージが違いすぎて。でも今回ライビュで見ていて、空に向かって晴れて〜!って祈るよりは、寧ろ俺が太陽だ!!!!みたいな歌なんだな……だいすけお兄さん的笑う門には福来るソングなんだな……と思った。CDで聴いてるだけじゃ感じない気持ちを感じられると現場やライビュまで来てよかったな〜〜としみじみ思う。やっぱりだいすけお兄さんは生が一番〜〜!ライブ音源のCD出してほしい………あとジブリカバーアルバムを………ディズニーカバーアルバムでもいい……いやオリジナルアルバムの二枚目を………!

迷作劇場でだいすけお兄さんとずっと一緒に回ってるのだこころさんが、バックにいるうたのお姉さんたちのセンターにいたから、たくさん写っててうれしかった〜〜真っ白なワンピースかわいかったな〜〜。ときどきこころさんのソロもあってうれしかったけど、ソロ何回も歌ってるんだからキャストとして紹介して欲しかった気持ち……。

ずっと個人的な感想を書いてるから個人的にはって書くのもおかしいんだけど、キャスティングが謎だなとずっと思っていて、福くんに美織ちゃんにエビ中ってどういうこと……?って不思議で、ライビュにはエビ中ファンかな?と思う人も来ていて、客層を広げるという意味では大成功なのかな〜とも思った。声変わりした福くんのマルマルモリモリが聴けるのもレアだったし!福くんほんっとに大きくなったな〜〜。

ちょっとぎこちないMCとか、よくわからないキャスティングとか、そういうのもひっくるめてFamily Liveで、これから回数を重ねていくうちにそこにも慣れていくのかなあと思う。去年のFamily Liveより俄然よかった。

 

帰ってからパンフレットを読んだのだけど、だいすけお兄さんの手書きコメントを読んでいると、このライブが簡単に開催できたわけではなかったことがわかって、ひとつの大きな夢とか目標みたいなものを叶えた瞬間に立ち会えたんだなあ、という気持ちになった。目撃できてとてもうれしいです。それから気になったのがパンフレットの表紙が二枚になってること。一ページ目はクリア素材になってて、Family Liveのタイトルやギターとかいろんな素材が描いてあって、二枚目はだいすけお兄さんとよしひさお兄さんの写真が印刷されてて、二枚を合わせるとチラシとかサイトとかに載ってるビジュアルになるんだけど、この二人だけ揃ってても開催はできなくて、見にいく私たちがいるからこうやって開催に繋がるのかな…………わたしはだいすけお兄さんの夢にお金を払えたんだな…………オタク冥利に尽きるね………と一枚目のクリア素材になってるページを二枚目の2人に重ねながら思った。だけど、自分の夢や目標にもちゃんと自分で立ち会わなくちゃだよねえ。わたしの夢ってなんだろうな、と思った結果、いまの夢はスックのリップを買う、北浜レトロのアフタヌーンティーをいただく、藤子・F・不二雄ミュージアムにまた遊びに行く、になった。ほんとはもっとあるけど。ホテルのスイーツビュッフェを食べるとか。泊まってみたいホテルがあって、そこに泊まるとか。小さなことからでもどんどん叶えていこうな。