坂本真綾LIVE TOUR2023「記憶の図書館」@20231022

坂本真綾LIVE TOUR2023「記憶の図書館」振替公演に行ってきた。本来は6/18に行われるライブだったんだけど、真綾ちゃんの体調不良で延期になった。真綾ちゃんのライブに通い始めて10年以上経つけど、体調不良でライブが延期になるのは初めてだったので、とても心配だった。なので、振替公演を無事開催することができて、そして参加することができてとても嬉しかった。


会場のフェニーチェ堺は地元なのでうれしい。真綾ちゃんが地元にやってくるなんて!実家に住んでいたら自転車で見に行く距離だ。フェニーチェ堺の堺はSAKAIではなくSACAYと表記するらしい。(前回フェニーチェで開催されたライブに参加したときの感想にも同じようなことを書いていたのを見つけた)会場にいる人たちはみんな真綾ちゃんが好きなんだ、みんな真綾ちゃんの音楽を楽しみたくて集まってるんだなあと思うとわくわくした。こんなにたくさんの人が、自分と同じように真綾ちゃんに会えるのを楽しみにしてるんだなあ。インターネットを見ていてもわからない、会場でしか感じられない熱量が大好きだ。

 

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今回ははじめてくまとパパと3人で参加した。記憶の図書館という新しいアルバムを引っ提げてのツアーだったので、絶対ないものねだりからだ、と思い何度もくまに聴いてもらった。くまはFGOの曲と私がカラオケで歌う曲を朧げに知っているだけなので、なるべく知ってる曲が多いほうがいいのかなと思い、会場に着くまで車の中で記憶の図書館をリピートしたし、ポケ空を伝授した。


ないものねだりから始まって、やっぱり〜!という喜びと共に、ライブでしか味わえない真綾ちゃんの美しい声に涙が出たし、わくわくが止まらなかった。会報で見た衣装とはまた違う衣装だった。次々に歌われていくアルバムの曲たち、特に空中庭園がすごくよかった。音源で聴くより生で聞くほうが好きだな。真綾ちゃん、やっぱりちょっとしっとりした曲の似合うひとだと思う。あと新しい曲が聴けるのは嬉しいけど、新曲と新曲の間で少し前の曲が聴けるのも嬉しい。bitter sweet、かなりレアだったし、ニコラも日々の生活を積み重ねていくことを旅だとするなら、なんとなく別れていく人のことを思って、曲が自分の形に近づいた気がしたし、トロイメライは「今日だけの音楽」のアルバムの中でもかなり好きな一曲なので最高だった。やってくれると思わなかったので……。くまとパパとFGO楽曲、一曲くらいやるよねえと言っていたらまさかの透明だった。Private sky、マジックナンバー、Get No Satisfaction!、やっぱりひとりで聴くよりもライブで聴く方が何倍もパワーがあるし、音源で聴いてる時は意外と選んでないナンバーだったので、すごく久しぶりだった。「かぜよみ」のアルバム、やっぱり最高なんだよなあ。ポケットを空にしてをみんなで歌えたこともすごくよかった。最後のふりかざせのところでごそごそ客席の人たちが旗を出してるのも久しぶりで懐かしかった。

私は真綾ちゃんのライブでこういう力をもらいに来てたんだなあ、ということを思い出せたし、こういう日に辿り着くために私は生活をやっているのだし、また日々を重ねていこうって思えた。

気持ちがすごく高まってからの最後のプラチナが何よりもよかった。コロナ、戦争、物価高、自分たちではどうしようもないことが世の中にたくさんあって、なんとなく未来に希望が持ちにくいような感覚が自分の中にあって(そしてそれは私だけでないと思う)、そんな中でも真綾ちゃんはずっと前に進みながらプラチナを歌うことを選んで、ステージに立ってくれていることがとてもうれしかった。「信じる それだけで 越えられないものはない」なんて、私のこころにあるものからはきっと出てこない。バンド編成で盛り上がる曲もたくさんあってだいぶ熱くなってたのもあって、扇谷さんとふたりのピアノとボーカルの編成がじんわりきた。いままでで一番いいプラチナだったなあ。


春にまた真綾ちゃんのFCイベントがあるので、それまでまたなんとかやっていきたい。

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会場でいくつかグループができていて、SNSで知り合った人たちかなと想像していた。私も何人か関西で知り合いがいたのだけど、いつのまにか疎遠になってしまった。その人たちのことを思い出して、帰宅してから検索したら、今日の公演に来ていたようだった。もうすれ違ってもわからないかもしれないけど、何年か前と同じように、今でも、真綾ちゃんが関西に来れば同じ場所に来ていることがなんだかうれしかった。