椎名林檎 ひょっとしてレコ発2018@0417フェスティバルホール

フェスティバルホール、行ったことある気がしてたけど初めてだったかもしれない。肥後橋の駅から直結だったので迷うことなくたどり着けた。仕事終わりのサラリーマンやOLさんの合間をライブに行く人たちがそこらじゅうにいて、いろんな空気が混じり合っていたのがなんだかとても面白かった。フェスティバルホールはオーケストラとかクラシックとか、ちょっと硬めの音楽を聴くようなホールの印象を受けた。始まる前もずっとそんな感じの音楽が流れていて、よく合うなあと思った。

物販は手旗を買うか迷ったけれど振ってたらきっと楽しいだろうなあと思ったので購入。サンスクリット語アーカーシャと描かれていて、虚空という意味だそう。今回のグッズはインド感漂うものたちだったな。

 

ひょっとしてレコ発に行ったつもりが、途中から椎名林檎と彼奴等の居る真空地帯に行っていたらしい。公演が全部終了したあと、最後に画面に残っていたタイトルはこれだったので、本題はこっちだったんだなあ。林檎さんの曲は大好きだけど、解釈できていないことが山盛りすぎて、だいたいすごかったね!みたいな言葉にしかならない。いつもすごい。今回は一曲一曲に集中してたらあっっっという間でびっくりした!曲の終わりに突然ピックを投げ始めたので、えっもう終わっちゃうの!?という感じで気づいたら終盤、アンコールも3曲演って

終わってしまった。トランペットやトロンボーンの楽器たちはかっこいいわ映像は美しいわ選曲が素敵だわMCほぼ挟まず歌い続けてもらえるわでとても濃度の高いライブだった。いつも思うけど、林檎さんのライブはショーのようだ。日出処に入ってる曲たちみたいなアレンジが多くて、めっちゃおしゃれな曲を聴いてるなあみたいな気持ちになった。ホールの雰囲気ともよく合っていた。ライブハウスくらいに音が大きくて迫力があってどきどきした。

 

最初から振り返ってみる。開始3分前にスクリーンにカウントダウンが映し出された。能動的三分間思い出す……!カウントダウンされると余計にわくわくする!会場もどよめく。このどよめく瞬間もいいよね。1曲目、人生は夢だらけからかな?と思ったら別の曲で、知らない曲だけどなんかいいなあ、と思った。(いま調べたら人生は思い通りでした)(カーネーションのカップリング……!)2階席だったので遠かったし、林檎さんの表情まではよく見えなかったけど、同じ空間に林檎さんがいることがうれしい。オペラグラスがほしい。「逆輸入〜航空局〜」のリリースに伴ってのツアーなので、アルバムの曲も多かったけど、やっぱり嬉しいのは意外な曲たちのほうで、ギブス/意識/浴室/眩暈の4曲がうれしかった。4月にギブスが生で聴けるなんてめっちゃ贅沢だな。また4月が来たよ同じ日のことを思い出して〜!意識はめっちゃおしゃれなアレンジだった。浴室と眩暈は聴くのも久々だったし、眩暈は歌詞はスラスラ思い浮かぶけどタイトル思い出せないレベルなくらい久しぶりだった。いい曲だった。久々の曲に出会えるのは、やっぱりライブの醍醐味だよなあ。それからこの4曲は中学生のときに知った音楽だから、中学生の同級生たちのことを思い出しながら聴いた。カラオケでたくさん歌ってたね。

あと自由へ道連れ!今日やると思わなかった!生きてる証は執着そのものだろうけど〜がめちゃくちゃ好き。クライマックスに向けてだったからか盛り上がりもすごくてめっっちゃかっこよかった。

本編最後の人生は夢だらけ、とっても美しかったなあ。林檎さんが歌うことがとても意味のあることだと思う。アンコールの丸の内サディスティックのとき、前列のお客さんと握手してて(うらやましい〜!)、歌ってる途中にとどかない!って林檎さんが言ってて、歌ってる途中にお話しするところ初めて見てレアだった。ラストは野生の同盟で終了。他にもおとなの掟もおいしい季節も少女ロボットも入ってたし、大好きな曲がたくさん詰まったセトリでした。時々林檎さんが大阪!って言ってくれるのもうれしかったな。アーティストさんがその土地の名前を呼んでくれるの好きだなあ。手旗、林檎さんと同じように振るのとっても楽しかったし、買ってよかったな。林檎さん何度かお着替えされてたんだけど、遠かったからあんまり衣装がよく見えなくて。近くで見たかったなあ。やっぱりオペラグラスがいる!

 

音楽も映像も圧倒的すぎて、楽しみだな〜!くらいの軽い気持ちで行ってしまったから、すごいの言葉しか出てこない。次に林檎さんを見に行くときはもっと聞き込んでから行こう。あと一回じゃ情報量が多すぎて咀嚼できないからもう一回見たいなあ。